2011年3月アーカイブ

うつ病について

 

ここ10年でうつ病は2.4倍の急増がみられていると言われています。

特にリーマンショック後さらにうつ病の著しい増加があります。

以前は中高年男性や更年期の女性に多いとされていましたが、青年期以降すべての年齢層で増加しています。

先進諸国でうつ病などの精神疾患が癌や心臓疾患と並ぶ三大疾患として

最重要課題になっていることを重視し、日本でも今はうつ病対策は

「国家的課題」である考えています。

この4月から政府がテレビコマーシャルでうつ病の啓蒙運動をしているのはご存じでしょうか。

また6月に開催された精神神経学会総会でも、癌に次いで2番目に

社会的重大な損失をもたらす「国民病」と指摘があり、さらに、うつ病による

自殺や長期休務が社会問題化している職域に対して、「発病予防や早期発見、

再発予防をした上での職場復帰が必要である」としました。

 

うつ病は「ある性格特性の方」が、「ある状況」におかれたときに起きやすいと言われています。

「ある性格特性」とは、

几帳面 完璧主義 律儀 まじめ 秩序を尊重する 融通が利かない

頼まれると断り切れない 整理整頓好き 頑固 次から次へと仕事を背負い込む

とことんやらないと気がすまない 必要以上に良心的な人

他人のために尽くすことが自分のことより先になる 

というような昔の日本人気質のような性格特性の方

 

「ある状況」とは

立場が変わった・・・昇進 入学 就職 結婚 出産 定年 子供の独立

周囲の状態が変わってしまった・・・引越 転勤 転校

喪失体験・・・家族や友人の死 離別 財産の喪失 解雇 退職 失恋

身体的なダメージ・・・病気 けが

というような、これまでやってきた通りにやれない状況におかれたときに

発病しやすいと言われています。

 

上記のような性格の方は、環境が変わったときは、疲れに気をつけ

休息や息抜きに心掛けると予防することもできます。

 

症状としましては、

気分の落ち込み 意欲の低下 焦りや罪悪感 集中力がなくなり、能率が低下する

物事の判断ができなくなる のような精神的な症状と

眠れない、食欲がなくなった、何を食べてもおいしいと感じられない だるい

疲れやすい めまいがする などの身体的な症状が主な症状です。

これからを解消するために、アルコールを多くとりすぎるというのも

注意しなければいけない症状です。

 

症状が軽いうちに受診をすれば、重症化させないこと、

つらい時期を減らすことができますので、早期治療をおすすめします。

 

(これらのことは、一般的な症状や兆候に基づいて記載しております。

個別のケース、詳細は医師にご相談下さいませ)

 

次回は 5月10日頃に 「最近の増えてきた職場でのうつ病パターン」をup します。