2011年5月アーカイブ

前回では昔ながらの日本人気質のうつ病パターンについてご説明お話しいたしました。

 

次に、最近多いうつ病のパターンのお話をいたします。

性格特性に関しまして、これまでのうつ病の多くは、几帳面・完璧主義という性格の方々でしたが、性格特性や年齢が

関係しないパターンのうつ病が急に増えてきました。

 

  1. 現在の仕事環境が、身体的にも精神的にも激烈に多忙な日々が続き、休養がとれなくなってきている。
  2. 残業や休日出勤、仕事の自宅への持ち帰りが続く。
  3. そして燃え尽き状態となって、うつ病を引き起こす。


特にリーマンショック以降に増えてきました。

どうしてうつ病になったのかを分析すると、次のような事情が分かってきました。

企業が不景気への大幅な対策をしなければならなくなりました。そのために、人員の削減や部門などの縮小化を

行います。

 

そんな中で、

  • a.職場環境の変化(配置換え・昇進)がある。
  • b.慣れない職種とノルマの増大。
  • c.能率の低下、段取りがうまくできなくなる。

うつ病になった人の8割以上が段取りがうまくできなくなったというアンケートがありますが、

うつ病になる前の段階で、もうすでにうまく段取りする力が落ちてきているわけです。

  • d.それらがうまく進まないのでイライラ、不安が増えて、緊張の連続となる。

表面上は何とかうまくやりこなしているように見せるため、異常な緊張状態に置かれるわけです。

  • e.できないことで自信を喪失する。
  • f.うつ病となる。

 

この途中で、自分が体の病気に罹ったり、家族が病気になり看病が必要となったり、高齢の家族が

いる場合に要介護状態が重なったりすることもあります。

身の回りの変化が著しくて余裕がない時に、こういった悪いことが往々にして重なってくるものです。

 

リーマンショック後の不景気から、職場での人員削減が起こり、配置換え、ノルマの増大ということが次々に起こり、

それに体も心も反応して、消耗し、燃え尽きるようにうつ病になってしまうのです。

いずれにせよ重症化させないことが肝心で、そのためには早期治療をおすすめします。

 

(これらのことは、一般的な症状や兆候に基づいて記載しております。

個別のケース、詳細は医師にご相談下さいませ)

 

次回は6月10日頃に「うつ病の症状」についてをアップする予定です。