2011年9月アーカイブ

認知症について  9月21日は何の日?

認知症     

9月21日は何の日?

 「国際アルツハイマー病協会」が1994年に毎年9月21日を「国際アルツハイマーデー」と定めました。この由来は、

1994年9月21日、スコットランドのエジンバラで第10回国際アルツハイマー病協会国際会議が開催さたことによります。

会議の初日であるこの日を「世界アルツハイマーデー」と宣言し、アルツハイマー病等に関する認識を高め、

世界の患者と家族に援助と希望をもたらす事を目的としています。

それから17年が経過しています。その間1999年には塩酸ドネペジルというアルツハイマー型認知症に対する薬が

認可され、日本では2000年には介護保険制度が施行されました。しかし、認知症の患者数はおよそ200万人とかなりの

ペースで増加しています。


この一番の要因は、医療や衛生、栄養学が進み、長寿となったからです。今から100年前には平均寿命は50年ほど

でしたが、今や約80年となったことと考えることが出来ます。


実際に認知症の有病率を調べてみますと、65歳から69歳では1.5%に過ぎませんが、それ以上になりますと5歳ごとに

約2倍の割合で有病率が増え、85歳以上では27.3%と約4人に一人が認知症となっていると統計では出ています。

かつて平均寿命が50年のときには、認知症になる前に多くの方が天寿を迎えており、認知症自体がそれほど問題には

ならなかったわけです。しかし、大幅に寿命が延びた現在では、もはや認知症は珍しい病気というものではない、

つまり、特別な人に起こる特別な事態ではなく、高齢になればなるほど誰でもが直面する確率が高くなる病気といえる

でしょう。

 認知症と言いますと、以前は老年痴呆とも呼ばれていた経緯もあり、「身の回りのことが何もかもわからなくなってしまう

病気」だと思われているかもしれません。しかし、実際には病気が進行していってもかなりの能力が保たれていたり、

感情もあります。正しく認知症を理解し認識することによって、ご本人の尊厳を保ちながら、よりよい介護や治療により

病気の進行を遅くしていくことが望ましいといえるでしょう。

 

(これらのことは、一般的な症状や兆候に基づいて記載しております。

個別のケース、詳細は医師にご相談下さいませ)

 

次回は 11月上旬 up します。